家族のライフスタイルに合わせて引越しができる

人生を自由で楽しくするために

賃貸と持家はどちらが良いのかという問題は、解決がつかないままこれからも議論されていくものと思われます。住まいの形態を考えるとき、金銭面を中心に整理していけば一般解が出るのかもしれません。しかし、住まいが各個人の生活に直接影響することから、求めるべきは個別解となります。従って、解決のつかない議論が繰り返されることとなります。 各個人の人生には、結婚や子供、仕事等決めつけることができない要素があり、金銭面を中心にした計算結果だけでは不安が残ることとなります。例えば、子供がいないときは家は小さくとも職場に近い場所が良く、子供が生まれれば自然の多い広々とした場所が良くなるかもしれません。住まいを固定せず、その時々の状況に合わせて引越することが、人生を自由で楽しくする工夫の一つになるかもしれません。

賃貸住宅でリスクを回避

住まいに関わる人生設計を考えた場合、人口減少という現実に即して、不動産の資産価値は低下していくと想定すべきです。人生設計において住まいに関わる支出は大きく、所有した場合の価値低下には相応のダメージがあります。従って、この資産価値低下の見通しを想定するなら、住いを所有するということは大きなリスクを取ることになります。 一方、住いを所有せず賃貸で過ごすことは、この資産価値低下のリスクを取ることなく、その時々の家族の状況に合わせて、自由に適切なものを選択することができます。時代の趨勢を見据えて、リスクの高い持家より賃貸住宅を選択した方が、家族の豊かで楽しい人生設計の実現に、より近づけることができると考えられます。